アメンボ・バンダのホームページ

　最初にハマった音楽は、
ビートルズだった。

まぢで。
かっこつけているんじゃないよ。

おかげで、
日本語もろくに話さないうちから、
英語らしき歌を歌っていたらしい（母曰く）。

で、子どもたちのコミュニティに出入りするようになって、
びっくりした。

幼稚園にも、そのあと入学した小学校にも、
ビートルズを知っている同級生なんていなかったのである。

そのあと、
生とか死とかそれっぽいことが分かるようになってきて、
もうビートルズはこの世界にはないことを知った。

好きになった時にはすでにもう。

レッドツェッペリンも、
ニルバーナも、
ルイアームストロングも、
エラフィッツジェラルドも、
浅川マキも。

最近、フジファブリックを好きになった。
歌っている人は、もうこの世にはいないと知った。

亡くなっていたという事実がショッキングなので、
すごくインパクトがあって、
そういう場合、若い頃はやられちゃってたんだけど。

本当は亡くなった後も、
こうやって夢中になる人がいるということがすごいんだと思う。

普通は亡くなったら身近な人以外には忘れられる。

亡くなったことがすごいんじゃなくて、
生きている間にしたことがすごいんだと思う。

やっぱり、
音楽は背景じゃなくて、
音だってこと。

面白い音を探し続けよう。
面白いことを目指して突き進もう。